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2008年 04月 02日
十字軍の「騎士の砦(Krak des Chevaliers)」の頂上からの景色。 砦の中には大砲の弾など、まだたくさん残っていました。 十字軍というと私はすぐにRichard the Lion Heart(イングランドのリチャード1世)を想像し、そこからIvanhoeとロビン・フッドを連想してしまうのですが(小説の読みすぎ、映画の観すぎ 爆)、遺跡を見に行って、たとえちょっとずれたイメージでもムクムクとわいてくるのは楽しい物です^^。 でも今wikiを読んでたら、リチャード一世は同性愛者だったらしい。 なんか勇敢な騎士の鏡、というイメージとちょっと違いますが、この砦で男の人ばかりが一緒に長年生活していたわけだから、なんとなく納得してしまいます(笑)。 それにしても、十字軍時代の11-13世紀にしても、現在も宗教をめぐっての人間同士の殺し合いが続いてますね。 人類って全然進歩してないんじゃないかしら...とちょっと悲しくなってしまいました。 左上から時計回りに、最初の二枚は砦の写真。 メゼ(シリアレポート1にアップしたのと同じ物です)とグリルド・チキンは砦の向かい側のレストランで食べたランチです。今回の旅行で一番おいしかったレストラン。 もちろん、旅行者さん用セットメニューなのですが、新鮮な野菜のメぜ16種類と炭火で焼いたチキンが絶品です。 ガイドさんによると、シリアではメぜはお客さんに出すときは8の倍数が基本なんだそう。 ところで序章でも書きましたが、シリアではババガヌーシュとムタベルは別物なんですよ。 レバノン料理屋さんでいつも注文するのやエジプトで食べたババガヌーシュはメニューに「ムタベル(ババガヌーシュ)」と書いてあります。 要するに同じ物に二つの名前があるっていう理解だったんですが、この練りゴマの入ったナスのディップはシリアではムタベル。 ババガヌーシュは焼きナスをレモン、オリーブ油、ニンニクで味付けして、焼きパプリカなどが彩りに入っているもっとシンプルな物でした。 所変われば、ですね。 水車はHamaという町で古代から灌漑用水の為に使われていたもの。 今はもう農業には使われていないようですが、まだ動きます。 凄いうめくような音がしますけど。 左下の列柱道路は古代都市、アパミアの2kmに渡るまっすぐな道路。 ここはかのマーク・アントニー(マルクス・アントニウス)とクレオパトラが歩いたことのある道らしいです♪ パルミラの列柱道路は1.2kmで曲がっていたので、こちらの方が、もっと素晴らしい♪ この辺はもう砂漠じゃないのも面白いですよね。 クレオパトラになった気分で(違)、満喫してきました♪ アパミアの観光を終えると、ガイドのおっちゃんが、「見せたい物があるから、こっちへおいで」と言うので、ああ、また甘い物かも、っとちょっと嫌な予感でついていきました。 そしたらこれ↑。 近くの民家で女性達が昔ながらのオーヴンに薪で火をおこし、manakeishと呼ばれる平たいパンを焼き始めるところ。 手際よく生地を捏ね、薄い円形に延ばしてクッションのような物に乗せて、それごとオーブンの内壁に叩き付け、生地を貼り付けて焼きます♪ 左下のはzahtarというタイム、スマックとゴマ等のペーストのトッピング、他にもチリソースを乗せたものもいただきました♪ 両方ともおいしかった! こういう塩味のスナックはいつでも歓迎なんだけど(笑)。 シリアレポート、次回が最終回です。 クレオパトラの気分に浸りたい♪と思った方はポチッと御願い♪
by melocoton1
| 2008-04-02 14:21
| Travel
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Comments(22)
今回も色々お勉強になりました。ここに遊びに来るたびにちょっと賢くなれた気分(^o^)/
リチャード一世が同性愛者・・・日本のお侍さんが小姓を連れて戦場に行ったのと同じような感じかしら。長い道中でどうしても同性愛に走りやすくなるらしいですね(笑) クレオパトラの気分に浸れたのでポチしておきました。
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tuguki3964 at 2008-04-02 16:15
ダマスカス、パルミラ...に、胸キュン...などと言いながら...。
ほぉ...クレオパトラね...と思いつつ...。 私は、最後の平たいパンが...食べた~い! そのオーブンをこの目で見てみた~い!
こうやって、釜に貼り付けて焼くパンって、ナンなんかもそうみたいですが、焦げ目が独特で美味しそうですね!
リチャードⅠの同性愛者説、melocotonさんのおっしゃるように、環境的なものもあったんでしょうね。そういえば、戦国時代の織田信長にも同性愛者説ありますね。あの時代の侍はずっと戦にでていることが多かったから・・・。 ババガヌーシュとムタベルは両方とも本場のものは食べたことがないのだけれど、何が違うのかなと興味津々で読みました♪
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melocoton1 at 2008-04-02 17:58
*Meiさん
リチャード一世、なんか砦を見たら同性愛説に妙に納得(笑)。 クレオパトラ、本当にそんなに美人だったのかしら???って思いませんか?
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melocoton1 at 2008-04-02 17:59
*tugukiさん
パン、おいしかったですよ! なんたって、焼きたてだもの!
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melocoton1 at 2008-04-02 18:08
*ポプラさん
焦げ目>そう、こうばしくておいしかったです。 リチャードIってイングランド王とはいえ、ほとんどフランス人(ノルマン人?)だからサクソン語はしゃべれず、フランス語のみだったみたいですね。 織田信長にも同性愛説があるのね。。。まあ、ずーっと男ばかりといるとそういうこともあるっと。 ババガヌーシュとムタベルのちがい、私には結構衝撃的でした^^。
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yokocan21 at 2008-04-02 18:40
クラック・デ・シュヴァリエって、もの凄い要塞なんだそうですね!難攻不落だったんですよねぇ。それより、リチャードⅠ世って、そうだったのぉ?「獅子王」ですよねぇ。へぇ~~~。権力者にゲイが珍しくないというのは、世の東西を問わず、でしょうか。
十字軍といえば、私は『Kingdom of Heaven』が好きです。 ババガヌーシュって、色々と奥深いんですねぇ。地方色豊か。私の住む町でババガヌーシュというと、焼きナスをクリームソースで和えたようなものを言います。また、もっと地中海に近い町へ行くと、焼きナスとトマトペーストやチリで炒めたもの。 ところで、この竪穴式の釜、シリアに近い町で見かけました。焼き方がインドのナンにそっくりですよね。塩味のももに出会えてよかったですね!
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amamori120 at 2008-04-02 21:01
meloさんの鼻は前より高くなりました?
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melocoton1 at 2008-04-02 21:10
*yokocanさん
そうそう、獅子王ですよ! 砦、すごかったです。 でも中世のお手洗いがそのまま残ってて、ぜんぜん仕切りがなくてびっくりした…。でも男同士だからいいのか??? (むむむ 笑)。 >『Kingdom of Heaven』 観ていないのです。 あのね、Orlando Bloomが苦手なの。 きれい過ぎて駄目(爆)。 私の中ではあの人は永遠にレゴラスのままです。 なすのディップといえば、トルコのパトリジャン・ソスルも捨てがたいです♪
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melocoton1 at 2008-04-02 21:27
*雨漏り師匠♪
それがですね、シリア人は鼻が高すぎる(大きすぎる?)のが嫌で、東洋人の鼻のようにみんな整形するんですって! まあ、クレオパトラの生きていた時代の美意識がどうだったかはわかりませんが…
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kago-fp at 2008-04-02 23:23
クレオパトラさん、こんにちは(笑)
翻訳家の友達が書いた本で十字軍のの話があり、イメージそのもの だなあと、妙に納得しちゃいました。それにしてもその本は、殺戮その もので、途中であまりにも虐殺されるシーンが酷くて読み進められ なかったというものすごさでしたが。でも、やはり今でもどうしてそういう ものがなくならないのかと思いますね~。 今度は甘いものじゃなくてよかったですね(笑) インドのタンドールでナンを叩きつけて焼いているのにそっくりですね。 やはり同じような文化があるってことなんでしょうか。 どっちにしても、これはほんとにおいしそうですわー(笑)
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rakurakurakuko at 2008-04-03 00:27
私の中ではものすごく遠い国シリアの今をこうして見られるなんてホントに得した気分です。
それにしても遺跡と言い建物と言い、ホントに素晴らしいわね~。 meloさんの写真で見るとこういった建物や遺跡の周りにはなーんにもないように見えるのだけれど、そこだけにぽつんとこういったものが存在してるのでしょうか。 この観光コースはいろいろ選ぶことが出来るのですか? それとも決められたコースをバスか何かでガイドさんと共にみんなで移動して見ていくといった感じなのかなぁ。 そして石釜で焼くパン、見た目も焼き方もナンみたいですね~。 うう…、この焼き立てを食べたなんてうらやましーーーー!!!
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kitsch-en at 2008-04-03 08:00
このパン、ナンの焼き方にちょっと似てますね。おいしそう。
話がそれるけど、やっぱり格好いい人とか、仕事できる人とかってゲイの人多いみたいですよ。よく職場で未婚の女性たちと話をしていると、「いい男はみんな、、、」って嘆いてます。本当、どうでもいい話ですね(汗)教養がなくってすいません。
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melocoton1 at 2008-04-03 14:19
*レイコさん
十字軍>なんかロマンチックなイメージがありますが、結局は殺し合いですものね。 ああーいやだ。 博物館とかでいろんな国の古代の道具やハニワみたいなもの見て思うのですが、人間基本的には同じ発展の仕方をしてきたんだな、と。 パンの焼き方も大昔はそんなにいろんな種類がなかったんでしょうね。
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melocoton1 at 2008-04-03 14:24
*楽子さん
素敵な国でしょ? 遺跡の周り、結構普通に建物が建ってるんですよ(砂漠の以外は)。 中には遺跡自体に地元の人が住んでたりして(ドア取り付けちゃったりして 笑)びっくりしました。 政府は立ち退きを要求したくてもお金がかかるので放っておいているんですって。 私たちは今回ガイドさんとドライバーさん独り占めで一応自分たちの観たいペースで回れるようにしたんですが、バスツアーもあるし、現地についてから、ドライバー兼ガイドを雇うこともできます。 パン、焼きたてはおいしいですね~^^。
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melocoton1 at 2008-04-03 14:26
*kitsch-enさん
パンの焼き方、大昔から受け継がれている焼き方はたぶんあんまり種類がないんでしょうね。 ゲイ>確かに(笑)。 でもNatural selectionに反するなー(ゲイの人は子供居ない人がほとんどだから)といつも疑問に思ってます。
>男の人ばかりが一緒に長年生活していたわけだから
・・・同様の理由で、カトリック教会も同じ疑惑が言われることが多いですよね(^_^;)実際、ドイツではお稚児さんに手を出した神父が捕まったなんていうニュースもありました。 茄子のディップ、ついこないだトルコ料理店で注文したら品切れで悔しい思いをしたばかり。あれはどっち系だったのだろう・・・こんど是非リベンジします!
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melocoton1 at 2008-04-04 04:29
*ぴかままさん
カトリック教会>幼稚園から高校までどっぷりカトリック教育を受けましたが、怪しい神父さんとか多いですよ~^^;。 ナスのディップって何でもおいしいですよね!
このタイムとスマックと胡麻ののった焼きたてのパンというのが食べてみたいです。なすのサラダもディップももちろんですけど…いいなあ~(また言ってしまいました)
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pinkcowgirl at 2008-04-04 08:05
石釜のオーブンパンで焼いたパンおいしそう。
アメリカ西部のインデアン居留地を通ると、 土がまで焼いたサワードウパンを買うのがたのしみだったんですよ。 そこにはFlatbreadと言うのみたいのもありました。 それとか、メキシコのインデアンの焼くトルテーヤみたい。
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melocoton1 at 2008-04-04 14:24
*tongshinさん
zahtar乗せパン、スマックの酸味がいいアクセントでおいしかったですよ!
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melocoton1 at 2008-04-04 14:25
*あや姐さん
パン、おいしかったです。 土釜で焼いたサワードウというのも食べてみたい♪
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